Palazzo di Spagne
スペイン大使館

スペイン大使館

非公開 2007.2月、立ち入ることすらできなかった。





012-001祝福された魂「祝福された魂」 L’anima Beata
1619
人相学に対する彼の関心を最もも端的に示しているのが、1619年頃の作品と思われる《祝福された魂》と《呪われた魂》である。これらは顔の表情の習作といってよい。

012-002呪われた魂「呪われた魂」 L’anima Dannata  
1619年頃 S.M.モンセルラートにあるかもしれない?         
ことに《呪われた魂》は、《聖ラウレンティウスの殉教》の場合と同じ研究の成果にちがいなく、一種の自刻像とみることができよう。このことは、後に描かれる《自画像》と比較すれぱ、納得がゆくことと思う。このように顔の表情に関心を抱いたベルニーニが、彫刻よりも表現の幅がずっと広い絵画に目を向けたのは当然であった。実際、《呪われた魂》には同じように顔の表情に間心を奇せたカラヴァッジョの影響が、また《祝福された魂》にはベルニーニが尊敬していたグイド・レーニの影響が指摘されている。このような顔の表情に関してばかりでなく、ベルニーニは絵画一般に強い間心を抱いていた。それゆえ、彼は絵画を意識して、しばしぱ彫刻の限界を越えようと試みることになるのだが、《聖ラウレンティウスの殉教》において、大理石でゆらめく炎を描写しようとしているのは、その最初の例である。