4世紀の前半に建てられた使徒ペテロとパウロに捧げられた聖堂で、二人の遺体は一時期このカタコンベに埋葬されていた。その後、ディオクレティアヌス帝の時代に殉教した聖セバスティアヌスがここに葬られ、9世紀頃にはこの殉教者の名を冠するようになった。当初は3廊の聖堂であったが、13世紀には単廊式に改装され、17世紀の初めにはボルゲーゼ枢機卿の命で建て直された。
聖セバスティアーノの墓室 cripta di S.Sebastiano
聖セバスティアーノの墓の上に新しい礼拝堂(左手一番目)が建てられ、内部にはベルニーニの原案をもとにした、セバスティアーノの像が置かれている。
聖セバスティアーノ像
1672頃。弟子ジュゼッペ・ジョルジェッティ作。